上野のれん会のご案内

のれん会の仕事の中で重要なポジションを担っているのがタウン誌「うえの」の発刊です。毎月の発刊が基本事業になります。上野のれん会は昭和34年5月に始まり第1号のタウン誌を発刊しました。
2015年5月で56年目を迎えタウン誌「うえの」は672号に成りました。毎月の発刊です。
創刊時の上野は敗戦の吹きだまりが残っていた時代でした。
しかし商業はお江戸以来の下町の盛り場として活気あふれるものでした。これを歴史の縦糸としました。
一方上野公園は博物館、美術館、動物園など一大文化センターという性格を有しています。これを横糸として織りなしていけば独自の性格が出来ると判断しました。これがタウン誌「うえの」の原点です。
創刊時の表紙は鬼才と言われた「長谷川利行」、写真は「奈良原一高」「東松照明」先生などに作品を頂きスタートしました。

タウン誌うえの創刊号
タウン誌うえの創刊号

上野のれん会は上野の文化を育て街の活性化を図る、そんな意識を持った人達が集まって出来た会です。
2001年(平成13年)より国立科学博物館、東京国立博物館、国立西洋美術館、東京都美術館、東京藝術大学美術館、上野の森美術館6館がのれん会に入会されました。この事によって美術ゾーンとの連携が更に密になってきました。本当の意味での山と街の文化を通して、上野の潜在する力を見直し、より一層の発展を願い進み出しました。
創刊当時は広告をほとんどしないで、文化を伝えることに専念してきました。しかし最近では、文化ゾーンとのれん会が協力して様々なイベントを組み山と街の活性化を図っております。
代表的なものに、5月18日の国際博物館の日を中心に行われる「ミュージアムウイーク」が有ります。
ミュージアムウイークではのれん会は留学生を対象にした浴衣の着付け教室(鈴乃屋さんの協力の下)や留学生論文コンテスト等のイベントを組んで好評のうちに進んでいます。
本年度からはのれん会独自の通販サイト「上野のれん会SelectShop」がはじまります。国際博物館の日の注目のイベントになります。
この様にタウン誌発刊を基本としながら、文化ゾーンと共に生きるのれん会として新しい企画を毎年出していっております。

上野のれん会 会長 須賀光一

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